「フリーランス1年目、仕事の極意を先輩に学ぶ」第三回目放送 北村崇先輩

北村先輩と!

5月30日放送、第三回目のゲストに北村崇先輩が来てくださいました!

北村先輩はよくセミナーで登壇されていて、デザインのお話やソフトのセッションなどを拝聴させていただいていました。もっともっと深くお話を聞いてみたい!とお願いして、今日はお忙しいところ来ていただきました!

まずは北村先輩のプロフィールをご紹介します。

北村 崇(きたむら・たかし)

デザイナー/Adobe Community Evangelist
1976年生まれ、神奈川県秦野市出身。
ロゴやグッズなどのグラフィックデザインや、Webディレクター、デザイナーとしてデザインからCMS構築まで一貫した制作業務を得意とし、コンサルタント/アドバイザーとしてデザインやプロジェクトのサポートも行う。
また勉強会やセミナー、企業研修など、年間数十回の登壇と、書籍執筆など制作業務以外の活動も行なっている。

北村崇先輩

自分が使いたいソフトを使う!

一見、当たり前のことのようですが、ウェブ制作の現場は、デザインカンプからプロトタイプ制作へと変わっている真っ只中。
そんな中、従来のIllustratorやPhotoshopを使ったカンプ作りから、XDやSketchなどを薦めるセミナーや記事を見ることが多くなりました。あと実際に、うちの会社XDに移行したよ。とか、もうXDメインです。という声を聞いたり。

だからわたしもXDやSketchをメインにしなきゃかなぁと使ってみるのですが、結局案件の途中からイラレで作り直すなんてこともあったり…。ツールに左右され迷子になっていました。

北村先輩は先日XDの本を出版されたり、最近XDのイメージが強かったので聞いてみたところ、意外にも『イラレです!』と即答。

“自分が好きなものでつくっていい。”
“その方が成長もしやすい”

なるほど・・・!
目からウロコでした。

フリーになってから特に、周りがなんのソフト使ってるのかなぁとか、どんなワークフローで仕事しているのかなぁとか、すごく気にするようになっていました。

流行りとか気にしすぎていたなぁとちょっと反省。そして、大好きなイラレを使い続けていいんだ!と自信が持てました。

ソフトも人みたい!

北村先輩のお話からどんどん妄想が膨らみ、なんだかソフトも人みたいだなーと感じてきました。

Illustratorは、天真爛漫でちょっと自由な女の子。
Photoshopは、眼鏡をかけた知的な男性。たまに見せる笑顔がセクシー。
XDはリケジョのお姉さん。とにかくとにかく合理的。喋るのも速い。
Sketchは瞳がブルーの金髪イケメン。笑顔が眩しい。

この中だとイラレが一番身近に感じるから、だからイラレとこんなに気が合うのかも!!
とか思ってみたり。

自分のキャラクターをウリにする

自分のウリってなんだろう?
なんだかんだでフリーランスも半年目。
いまだにコレ!といった決め文句を決められないでいます。

なので、当時の北村先輩のウリを聞いてみました。

北村先輩は、
“自分のキャラクターを売る”
“変にこだわらず、なんでもやる”
とのこと。

「あの人に相談すればなんとかしてくれる」
制作にまつわる全てをカバーする幅広い知識と経験で、お客さんの悩みを解決できる。
そんな、良い相談役であるということもウリになる。

このお話を聞いて考えを巡らせていった結果、私がお客さんとのやりとりで大事にしたいことは「寄り添う」ということ。
フリーランスとして、ひとつ飛び抜けた武器を打ち出さないといけないと捉えていたので、北村先輩のように幅広い分野をカバーできる、問題解決能力を高めていくことは、目指したい方向性だなと感じました。(もちろん技術も上を目指します!)

そのためには、日々色んなことにアンテナを張り巡らせて、知識をつけること。
そしてお客さんとの会話で、掘り下げて掘り下げて本当の悩みを理解する努力をしようと思います。

自分の中の考えを空っぽにして、相手の話を素直に聞く。
「ん?」と思ったことはそのままにしないで、ちゃんと理解する。
これを日々実践していきます!

デザイナーであることが目的ではない

北村先輩は、
デザインをやりたくてデザイナーをやっているわけではない。
『やりがいのある楽しいことをしていたい』そのための手段が『デザイン』だっただけなんだよ。
だから、その手段がこの先変わってしまうことがあっても怖さなどは無いかな。」とのこと。

北村先輩の一貫した『こだわらない』姿勢を見て、
自分は意外と『こだわりがち』だったことに気づきました。

前回の記事に書いたのですが、以前デザインの仕事が思う存分できなかった時期に『私がやりたいのはデザインの仕事!』とかなりこだわっていました。
手段をこだわらず、『本当にやりたいことの目的を定める』ということはかなり大事なことかもしれない。
頭では分かっていても、いざその立場に置かれたとき。さらにその現場が上手くいかず投げ出したくなったときに、『わたしデザイナーだから。』そんな言い訳で逃げ腰になってしまいそうな自分がいるなと、感じてしまいました。

今は『なんでもやる』という気持ちでいっぱいだけど、もし今後そんな状況に悩んだときが来たら、この放送を見返したいと思います。

今日やらないことは明日もやらない!

本っ当にその通りだと思います・・・。
もう、この言葉はわたしそのものです。。。

北村先輩はご自身のことを、「面倒くさがり」とか「腰が重い」とおっしゃっていましたが、SNSで呟いたりして、やらざるを得ない状況に自分を追い込むということを実践していらっしゃいます。

わたしは特に、苦手なことを先延ばしにしがち・・・。
このブログもそう・・・。
北村先輩にはせっかくお忙しい中来ていただいたのに、放送からブログ公開まで1週間以上も経ってしまいました。。。
感じたこと書きたいことはたくさんあったのに、文章にまとめるのが苦手だという意識が先行して、どんどんどんどん先延ばしをしてしまいました…。反省します。。。

次回からは、どんなに遅くても5日以内に公開することをここに誓います・・・・・・!!!

「コード一行でもいい。始めちゃえば続く」
いつか、じゃなく今!

うだうだとやらない言い訳を積み重ねて、結局ブルーになる自分とはさよならしたい!

今回のまとめ

こだわらない姿勢。
すぐやる姿勢。

頭では分かっていても、実行に移すのが難しいこの2つ。

デザイナーの大先輩である北村さんのデザイナー人生を通してお聞きした今回のお話、とってもためになることばかりでした。
少しずつでも確実に、実行に移して自分の理想像に少しでも近づいていきたいなと思います。

北村先輩本当にありがとうございました!!!